ここんとこめちゃ忙しいです(泣)。
先週は結局更新できませなんだ・・・。気力無くてな(= =;)
つわけで、ようやっと最終回でございます。一番長いよ(笑)。
さくさく行きましょー。
さて、3日目の出発時刻は7時30分。
まずは摩周湖を目指します。
摩周湖といえば「霧」で有名ですよね。
ウチの実家にも摩周湖土産の「霧の缶詰」があります。
まあ、霧といえば夏が本番らしいですが、冬でもめったに晴れた湖をみられることはないそうです。
・・・ところが、ご覧下さいませ。こんなにばっきり晴れておりました。
ガイドさんも「こんなにきれいに見えることは本当にめずらしいです」と言ってました。
何かなぁ・・・。私、両親とツアーに乗るとめっちゃ運がいいんですけど。
普段は「ツキ」という言葉には全く縁がないんですけどね。
確かに親父は悪運強いとは思うけどな。
いや、それはともかく、やっぱり摩周湖も凍結は弱いですねぇ。
おかげで、周りの景色が湖面に写り込んですごく綺麗でした。
北海道に住んでたことがある母も、こんなに綺麗な摩周湖は初めて見たそうです。
そしてここでもガイドさん情報が。
摩周ブルーというソフトクリームがあるのです。
もちろん食べましたです。
バニラにブルーカクテルを混ぜ込んだものだそうですが、濃厚バニラなのにさっぱりしてて、なかなかのもんでした。
そして、ガイドさん曰く、晴れた摩周湖を見た独身女性は婚期が3年遅れると・・・。
もう婚期がどうのという年ではないですが、ツアーにいた卒業旅行らしき4人組はかわいそうになぁ(笑)。まあ、そんなジンクスができる程、晴れた摩周湖はめずらしいんですって。
さて、摩周湖の次はお待ちかねの流氷船でございます。
ペンギンの次に楽しみにしてました(^^)
船は網走港から出ます。
んで、網走に向かう途中、ふと、一面の雪原以外の北海道らしい風景を撮ってない事に気づきまして、撮ってみたのがこの写真。
う〜ん。イマイチ・・・。
この辺、酪農家が多いようで、時々牛が餌食ってました。
この時期に牛を外に出す家はあまりないそうなんですけどね。
そして、北海道といえばサイロ。
・・・なはずなのに、ほとんど無いんですよ。
最近はどんどんサイロが減ってるそうです。
確かに、サイロでの飼料作りは重労働で、危険でもあるそうなんですよね。
で、最近ではサイロに変わる飼料作り用の袋が開発されてて、どんどんそっちに切り替わってるとか。
よく、牧場に転がってる牧草のロールがあるでしょ?
あれを飼料用の黒い袋に入れて外に積んどくんだそうです。そしたらほっといても餌ができちゃうんですって。
たしかにあちらこちらにいっぱい黒い袋が積んでありました。時代は変わっていくのね・・・。
途中、網走刑務所を車窓から眺め、オオワシを探しつつ(見つからなかったけどな)、網走港に近づいてくると、海岸線に流氷がっ。
ちゃんと接岸してました。
流氷は波に乗って行ったり来たりしてるので、接岸してなかったら、流氷船はただのオホーツク海遊覧船になっちゃうそうです。
海がしけてたら欠航だしな。
こちらが私たちの乗った「オーロラ号」。
オーロラ号は船体の下に氷を巻き込んで粉砕していくタイプですが、もう一種類、ドリルで氷を割り進む、「がりんこ号」という船が別の港から出てるとか。
そっちも乗ってみたいなぁ。
船のまわりにはカモメがいっぱいいて、すぐ近くまで寄ってきます。
観光客が食べ物持ってるの知ってるんですよね。
食べ物片手にデッキに出てきたカップルが襲われかけとりました。少しは考えれ。
船が出港するとカモメも一緒について来て、そりゃもうすごいことになってましたが(笑)。
大きいですよね、カモメ。ウミネコも混ざってました。
こんな状態で、ずーっと船と並走してきてました。
さてさて、肝心の流氷ですが、ずずいと広がっております。
そんな流氷帯の中を3ノットくらいのスピードで進んでいくのです。
一番海面に近いデッキの端から見たらこんな感じ。
写真ではわかりにくいですが、氷の断面はすごく綺麗な水色です。まさにアイスブルーですよ。
何かどかどか写真撮ってたら、似たような氷の写真でいっぱいになってしまいました(^^;)
でも楽しかったんだよう。
運が良ければ、流氷の上でお昼寝してるアザラシとか見られるそうなんですが、さすがに無理でした。
流氷といえば、すっかり有名になった、流氷の悪・・・天使「クリオネ」ですが、網走の子供達は、流氷が接岸するとバケツ持ってクリオネを獲りに行くんだそうです。
バケツで獲れるんだ、クリオネ・・・。
ガイドさんの話によると、「今年クリオネ獲ったー?」とか「うち、冷蔵庫で飼ってるー」とかいう会話が飛び交うんだとか。
冷蔵庫で飼うんだ、クリオネ・・・。
なんだかいろんな意味ですごいところです、網走。
流氷船の後はお昼ご飯。
ツアーにつきものの買い物タイムですよ。お金落としていってもらわなきゃいけませんからね(笑)。
とかいいつつ、私はほとんど買ってませんが。
送るならいいんですけど、持って帰るなら後1日あるんで、生ものは無理ですから。
オホーツクだから海鮮がほとんどなんで、日持ちする瓶詰めくらいしか買えませんでした。
いいの後は空港で買うから。
さて、もうこの後は宿まで行くだけなんですが、途中のトイレ休憩に「北海道きつね村」というドライブインに寄ってくれました。
ここではキタキツネをはじめ、シルバーフォツクスやホッキョクギツネなど、いろんなキツネが放し飼いにされていて、餌付けもできるそうなんです。
まあ、時間は20分しかないんですけど、前日見たキタキツネが忘れられず、「あんなかわいいキツネさんがいっぱいいるのね(*´◇`*)」とわくわくしながら行ってまいりました。
こんなんとか
こんなんとか
こんなんとか・・・
・・・・・・何者?
冬毛ということを差し引いても、デブ過ぎ! ツチノコかーいっ!
人間ならお前らみんなメタボリックじゃ!ヽ(`ロ´#)ノ
観光客から餌もらい過ぎーーーーっ!ヾ(`ロ´#)ノ彡
・・・ああ、あの野生のキタキツネはかわいかった・・・_| ̄|◯
やっぱり野生動物、飼われちゃったらダメです・・・(泣)。
この子は標準ですね。
他の子も、ある意味コロコロしててかわいいっちゃーかわいいんだけど・・・。
・・・気を取り直して。
今夜のお宿は層雲峡です。石狩川の上流。ホテルはリバーサイド(笑)。
またしても、夜のお祭りがありました。冬の北海道は、いろんな所で夜の祭りが開催されているそうです。
「層雲峡氷瀑まつり」といいまして、水量の減った石狩川の川岸に竹で櫓を組んで、それにポンプで汲み上げた川の水を霧状に吹き付けて、自然に凍らせたオブジェを作るんだそうです。
出来上がるまでに2〜3か月。それはもうすごい氷像群でした。
これ全部氷です。
右手前の細い黒い部分が石狩川です。
ライトアップされててすごく幻想的な雰囲気でした。
緑に光った三角の部分の左側にちょこっと見えてる黒いのが人間です。
どれくらい大きいかおわかりいただけますでしょうか。
しかもこの氷像、中がくりぬかれてて、人が通れるようになってるんです。
三角の向こうの右側の上部分はずーっと通路になってて反対側まで通り抜けられます。
内部はこんな感じ。ちょっとファンタジー映画の様でしょ?
人間との対比はこんな感じです。
通路はつららをチェーンソーで切って作ってるんですって。
これにはちょっと感動してしまいました。ものすごく綺麗だったですよ。
ただ、この手のお祭りにありがちで、やっぱり存続の危機に立たされてるとか。
今年で35回を数えるそうですが、大掛かりな祭りだけに何かと大変なようです。
募金箱があったので募金してきました。たいした金額やないですけどね(^^;)
もう少し入れてくれば良かった。ぜひとも続けていただきたいです。
この夜はわりと温かくて、−0.5℃しかなかったんですが(>証拠写真)、祭りの半ばころから雪が降ってきました。
本当に雪が雪印マークなんですよね。
関西でも雪をよく見れば見えるんですけど、北海道のはめちゃくちゃはっきりしてます。
しかも真っ白で。
雪降る中、花火を待ってたので風邪が悪化したのかもしれません・・・(= =;)
その晩はずーっと降り続いてたようで、翌朝、景色は真っ白でした。
道路も真っ白(笑)。
この写真は宿の部屋から撮った物です。
すぐ下を石狩川が流れていました。
右手にみえてるのが泊まった宿の別館です。
ちょうど真ん中奥がまつりの会場ですかね。
いよいよ4日目、最終日です。
この日は7時出発でした。起きたの5時だよ・・・(= =;)
何か出発がどんどん早まってんですけど。
飛行機が12時なので、それに間に合わせるためなんですけどね。
雪が積もったいかにも北海道と行った感じの道を、ひたすら空港向けて走りました。
そして後は、最初に書いたような体たらく・・・。
旅行中ずっと頭痛薬飲み続けてたのも原因の一つでしょうなぁ。
ようやく先週末あたりに胃の調子が元に戻りましたf(-_-;)
しかし、冬の北海道、くせになりそうです。
個人で行くのはかなり大変ですが、ツアーも内容を選べばかなりいいのがありますし、結構安い。
旅程がギチギチなのがしんどいっちゃしんどいですけどね。
確実に目的地まで連れてってくれるし、いいかもしんない。
今回のツアーは大満足でした。
また機会があれば行きたいです。
ありがとう、トラピックス。ありがとう、母。楽しかったー!(^o^)/