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雑記多感

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絶対ヒゲ生えてるよね

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うーん、マジでスキャナ買い換えなきゃな・・・。

星組理事降臨「ドクトル・ジバゴ」観てきましたー。
イープラス貸切でございます。
今回は私一人。ドラマシティで貸切って初めてだわ。
貸切だからといって抽選会とかはありません。
大劇場とは違って、特別に挨拶があるとか司会の方がいることもないです。
つか、こんな小箱で貸切ってどうなのさ。

それはさておき、今回の座席は5列41番。
博多座は別として、理事の時って割と1桁列取れてるような気がします。端っこだけど(笑)。
前知識は全く入れてません。
オフィシャルの作品紹介くらいしか読んでなかった。
Wikiでも読んどこうかと思っててすっかり忘れてました(^.^;)ゞ
ストーリーはすごく分かりやすかったので全然問題ございません。
時代的に「神々」と同じだしね。
「神々」は帝政ロシア崩壊まででしたけど、「ジバゴ」はそれから後の共産党支配まで描かれてます。

基本は一人の女性をめぐる男3人の恋愛ものです。
単なる恋愛ものとして見たらあんまり面白くないかもですね。
主人公のユーリがただの浮気者になっちゃうし。
観終わって劇場出る時に、横で話してたお嬢さんが「どうやってもジバゴの気持ちになられへんわ。奥さんと不仲やったわけでもないのに」ってプリプリしてはりました。
確かに運命ってだけで、身重の奥さんいるのにラーラと一夜を共にしちゃうのはいかんだろう。

社会情勢も絡めて、時代に翻弄される貴族や民衆の生き様として観れば面白いと思います。
やっぱ原田先生は小箱の社会派舞台は上手いですよねー。
初めて観た原田作品は映像ですけど、初演の「ロバート・キャパ」。これが大好きでして。
再演の時は中日まで観に行ったくらいです。

とにかく轟さんはダンディでございました。
1幕はヒゲ生えてないけど、2幕から生えてきます(笑)。
しかし、どんだけナチュラルなの。絶対自前やろと思うわ(笑)。

ヒロインの有沙瞳ちゃんはプログラムの表紙ほど色っぽい役ではありませんでしたが。
3人の男から愛されております。
結婚前に母親のパトロンに無理やり手篭めにされちゃって、結婚はしたものの、旦那は誤解して出ていっちゃって名前変えて共産党の粛清の鬼になっとるし。
そんな旦那を健気に待ってるとこに、いろいろ運命感じる出会いでユーリと会っちゃったら、そら流されてまうわな。
なかなかに難しい役を好演してましたよ。

誤解して病んだ旦那が瀬央っちで。
初日映像でえらいカッコイイ役やってるなと思ったら、反対派を粛清しまくってる鬼将軍の時のだったんですね。
プログラムに原田先生が「ターニングポイントになれば」って書いてましたが、確かに今までとは全然違う役柄でした。
そして、なんだかんだで最後は銃殺されちゃうんですけど、その死に方がまた壮絶でございました。

全ての諸悪の根源とも思えるパトロンのコマロフスキーは天寿さん。
てんてんはさすがですねー。
もうものっっっすごい嫌な感じの役でしたけど、最終的には本気でラーラを愛してたのがよく分かりました。
危ない橋を渡って、ユーリとラーラを逃がそうとしてくれるんですもの。
もう最後の方は「ユーリなんかほっといて、コマロフスキーさんと幸せになれよ」と思いましたもんね。
あの3人から一人選べと言われたら、私はコマさんを選ぶわ。

一番気の毒なのはユーリの奥さんのトーニャですな。
小桜ほのかちゃんがやってました。すごい可愛かったです。
わたくし、ほのかちゃん大好きなのです。
往診に行ったきり旦那が帰ってこなくて、子供産んで、両親とフランスに亡命するハメになるんですよね。
まあ、旦那が帰ってこなかったのはラーラのとこからの帰りにレジスタンスに捕まっちゃうからなんだけどさ。
ユーリ宛の手紙を残して亡命した後は話には出てこないんですけど、ずーっとユーリの帰りを待ってたのなら気の毒だなぁと思います。

ストーリー的には突っ込みどころ満載ですけど、見応え十分な舞台でした。
原作読んでないから、原作自体が突っ込みどころ満載なのか、原田先生の脚本がそうなのかは分かりませんが(笑)。

端っこ席だったので1点だけ残念だったのが、2幕の最初の汽車のシーン。
ユーリたちが乗ってる車両だけがセットで、周りに映像がマッピングされて汽車が走ってるんです。
あれ、正面から見たらなかなか壮大な情景だと思います。
ロシアの広大な景色とか映ってましたから。

戦闘シーンは全てダンスでしたが、歌も比較的少なく、音楽が全くかからないシーンも多々あり、印象としては暗く静かな舞台でした。
最後のユーリが死ぬシーンも無音のまま幕が降りましたし。
フィナーレはありません。
カテコも音楽が流れたのは最後の幕が降りる時だけ。
宝塚の舞台を観てる感じではなかったですね。
どちらかといえば男性受けする舞台かもしれません。
私は面白かったですけど。DVD買ってもいいかと思うくらい。

さて、次のヅカは月組「カンパニー」。2週間後です。
ここまで結構なハイペースで舞台見てるから、今年の観劇数が既に怖いですー( ̄▽ ̄;)
来週は何もありませんが、月組から宙組終わるまでは外部込みでギチギチに詰まってますし。
星組のチケットも相談せねばな。
連れ2がそろそろ次のが観たいと言うておりますので。
・・・・外部減らさねばお財布がキツイ( ̄Д ̄;)
by 106yumeno | 2018-02-12 23:22 | 宝塚星組 | Trackback | Comments(0)